★ Lost Personality

2008.02.21(Thu)

※現在本誌で進行中のりんりん絡みネタ。
あくまで捏造なので本気にしちゃ駄目ですよ?(←しないって…)

本誌読んでない方、そんなネタ読みたくねーよ!って方はスルーでお願いします。



携帯からご覧の方は、隠し文字になりませんのでご注意を。






↓以下注意↓





あれは誰なんだろう…。



頭の片隅でぼんやりと浮かぶ言葉。





咢じゃない…かと言って亜紀人でもない…

俺の知らない誰か…。

なのに、俺の知ってるアイツと重なる…。





「咢…?」


訳が判らずに、つい…そう呼び掛けた。

だけど、振り向いたソイツは、つまらなそうな顔をして、フイ…と視線を逸らしてしまった。





何が起こったのか…俺には全然判らない…
確実に言えるのは、目の前に居る『誰か』の中に、咢が居るかもしれないという事実だけ…。


「アギ……」

「うるせえぞこのウンコクズが。いくら呼んだって、アイツは出てこれやしねーよ」

煩わしそうに吐き捨て、キツい眼差しで俺を睨み付けて、不思議な光彩を放つ瞳をこっちに向けて来る。


「アイツ等はもう用済みだ。だから、二度と出て来れないように、深い処に沈めてやった。だから、いくら呼んでも無駄だ」

氷のように冷たい言葉と共に、酷薄な笑みを浮かべる口許。



言われた言葉の意味が理解出来ない…。


用済みって…?

もう二度と出て来ないって…?




「なんで…?」

頭が理解を拒む。
認めたくないと、心が叫ぶ。


「鈍いヤツ…。アイツは所詮、仮初めの人格だ。主人格の俺が表に居る限り、アイツ等の出番はねーって言ってんだよ」

呆れた口調で呟いて、小馬鹿にするように頭を振る。





主人格…?

それは亜紀人のことだろ…?


だって、咢はそう言ってた…。

自分は亜紀人の『影』だから…だから、いつかは消えなきゃならないって…。

だけど、その亜紀人すら、影だと…?





じゃあ、咢……は……?

もう二度と…逢う事すら叶わないのか…?


こんなヤツに支配されて

こんなにあっさり…何も告げずに消えちまうのか…?




嘘だ…。

そんなの認めない…。


せっかく…ようやっと咢とちゃんと心が繋がったばかりなのに…。


こんなに簡単に居なくなるなんて……。






そんなの…嘘だ…。











思考の渦に囚われて、動けなくなった俺に、咢の形をした別の誰かが、冷たく言い放つ。







「偽りの至福はもう終わりだ。これからは、俺だけの時間だ」



そう呟いて、嘲笑うような笑みを浮かべ、ソイツは、動けずにいる俺の前から姿を消した。





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